竜舞ボーマンダを使いたい、というところからスタート。単純に好きなポケモンでもあるし、コロナの収束次第すぐに行われるであろう3世代対戦オフ会に向けてボーマンダの努力値調整の練習をしておきたかった、ということもある。
オススメポケモンとして紹介されることはあるものの、実際にボーマンダを採用した金リラ攻略パーティがネット上に見つからずよっしゃいっちょやってみっかみたいなノリで始めた。
さて、まずボーマンダで積んで全抜きするうえで最も避けたいのは状態異常による機能停止である。
そのため身代わりを貼り、ラムの実を持たせることで状態異常をガチガチに対策していく方針でとりあえず決定。竜舞を積み切った後の先制の爪対策にもなるので良い感じ。
積んでいる最中に不意に弱点技をくらって死ぬのもつまらないということで、PP枯らし要員としてボーマンダと弱点が多く被っているプテラを先発に採用。氷技や岩技を優先して枯らしてもらう。
先発プテラで辛そうなのが、
・最速でも確実に抜かせないサンダース
・プテラだけではPPを枯らすのが難しい3色パンチ持ちエスパータイプ
・攻撃範囲がやたらと広い爪持ちフルアタックラティ兄妹
・その他爪持ち
この辺り。
3匹目に採用するポケモンには、上で挙げた敵を少なくともプテラの裏から後出ししたうえで倒してもらう必要がある。
\ だーれだ! /
プテラマンダラグラージ
全体的にゴツすぎる
・プテラ
種族値:80-105-65-60-75-130(515)
努力値:H172 A4 B252 D20 S60
実数値:177-126-117-×-98-173
性格:ようき
技:まもる/身代わり/かげぶんしん/吠える
持ち物:残飯
備考:
・無補正全振り120族抜き
・A190までの不一致すてみタックルを身代わりが確定耐え
・A166までの不一致シャドーボールを身代わりが確定耐え
・C201までの不一致かえんほうしゃを身代わりが確定耐え
一切の攻撃手段を捨て、PPを削り取ることに特化したプテラ。基本的にまもみがを繰り返し、隙が出来たと見るやすぐさま分身を積んでいく。
Sは173のものを採用。元々ゲンガーだった枠にラグラージを採用したことで控えめサンダースをプテラで起点にする必要が無くなり、素早さの分を耐久に回せるようになったのが大きい。
一部のクロバットには抜かれるが、耐久力があるおかげでなんだかんだで起点にできることが多いため、無理にSを上げる必要はないと思う。タブンネ。
分身系の敵は積み切るまでは大体攻撃してこないため、身代わりさえ貼れてしまえばこちらも安心して分身を積むことが出来る。
吠えるは鈍い持ちの敵とソーナンス、そして飛行半減の分身持ちに打つためのもの。適当に分身だけ積んで吠えることで簡単に無力化することが可能。
今まで使ったポケモンの中でも恐らくぶっちぎりで性格の悪い型。とても楽しかったです。
・ボーマンダ
種族値:95-135-80-110-80-100(600)
努力値:H180 A92 B76 D60 S100
実数値:193-183-110-×-108-133
性格:いじっぱり
技:つばめがえし/地震/りゅうのまい/身代わり
持ち物:ラムのみ
備考:
・HP4n+1
・攻撃+6つばめがえしで金リラのラティオスを確定1発
・A145までの不一致シャドーボールを身代わりが確定耐え
・C162サンダースの10万ボルトを確定2耐え
・無補正全振り80族抜き
全抜きエース。敵の先発をプテラで無力化したところに出して身代わりを貼った後、りゅうのまいを最大まで積んで全てを破壊する。
数値が高すぎてキモいことに定評がある。ちなみに上に書いた調整は全て威嚇抜きのものなので、実際にはもっと物理耐久が上がる。意味が分からない。
後への練習のためにごちゃごちゃ調整しているが、ぶっちゃけHPが4n以外でAが183以上なら何でもいい。個体値もまあまあ適当でも良さそう。
ちなみに、Aを204まで上げることでH振りエアームドをA+6つばめがえし2発で確実に倒せるため、爪カウンター岩雪崩持ちのエアームドによる事故の可能性を多少減らすことができるようになる。適当にASぶっぱした方が絶対強い。
種族値:100-110-90-85-90-60(535)
努力値:H252 A52 B20 D100 S84
実数値:207-137-124-88-123-91(C個体値16)
性格:わんぱく
技:なみのり/地震/カウンター/ミラーコート
持ち物:オボンのみ
備考:
・無振り70族抜き
・波乗りでD全振りサイドン確定1発
・他オボン込みで色々耐える
後述するゲンガーが微妙に安定しなさそうだったので代わりに入ってきたラグラージ。プテラでは対処しきれない敵に後投げして反射技なり地震なりで頑張ってもらう。
プテラマンダの保管として入れたはずが、耐久と技が絶妙にマッチしていたせいで初手から投げてそのまま3タテすることが何度かあり、地面タイプの優秀さとポテンシャルをまざまざと見せつけられる結果になった。
残飯をプテラに取られていたために仕方なくオボンのみを持たせたが、耐久力がしっかりしていたおかげで発動する機会が多かったのも高評価。HPに努力値を追加で240振れていることと同じなのでそりゃ強いよねっていう話。
今度は軸にして別のパーティを組んでみたい。そう思わせてくれるには十分の強さであった。
使い方
・初手が特殊フルアタックの可能性がある敵の場合(ラティゲンガーフーディンサーナイトなど)
とりあえず守る。プテラへの弱点技を打ってきた場合はラグラージに引いてミラーコート。サイコキネシスや物理技、補助技を使ってきた場合はそのままプテラで起点にする。
・初手が先制の爪を持っている可能性がある敵の場合(ナマズンホエルオーリングマアーマルドハッサムなど)
とりあえず守る。敵ポケモンリストとにらめっこしつつ、先制の爪を持っていなさそうならそのままプテラで起点にする。持っていそうならラグラージに引いて普通に殴るなりカウンターなり。
素で高火力だったり剣舞持ちだったり一撃技持ちだったりする敵が多く繊細なプレイングを求められる。僕もよくミスる。
・初手が鉢巻持ちの可能性がある敵の場合(グランブルアーマルドリングマ)
とりあえず守る。攻撃技さえ枯らせば後は悪あがきしか出来なくなるので、ボーマンダとプテラを入れ替えつつ何回か威嚇を入れてからマンダで起点に。
急所が怖ければ、威嚇を何回か入れてからプテラで身代わりを貼り、分身を積んで吠えてもいい。後続を改めて起点にする戦法である。
厄介なのが、鉢巻を持っている可能性のある3匹が、全て先制の爪を持っている可能性もある敵だということ。
読み違えると非常に苦しい展開になるため注意が必要。
・初手サンダースの場合
ラグラージ即バック。プテラではどう頑張っても起点に出来ない唯一の敵である。
・初手ボーマンダギャラドスの場合
身代わりから入る。竜の舞を積んでくるようなら分身を混ぜつつ頑張って起点にする。
・初手鈍い持ちの場合
鈍いを積んでいる間にこちらも身代わりを貼って分身を積み、適当な場面で吠える。
・初手サイドン
波乗りで殺せ。
・初手それ以外の場合
恐らくプテラで起点にできるはず。分身を駆使して頑張ってPPを枯らそう。
途中まで入ってたポケモン
・ゲンガー
種族値:60-65-60-130-75-110(500)
努力値:H236 B36 C4 D228 S4
実数値:165-×-85-151-124-144
性格:臆病
技:ギガドレイン/みちづれ/鬼火/ほのおのパンチ
持ち物:クラボの実
備考:
・意地ADサイドンの岩雪崩をギガドレインの回復量込みで確定2耐え
・臆病C162サンダースの10万ボルトを超高乱数2耐え
・ひかえめC178サンダースの10万ボルトで高乱数2発で落ちる
・無振りフーディン抜き
バトルタワーでも対人戦でも、補完として採用することで最後の1匹に欲しい要素を不足なく満たしてくれるっぽい雰囲気を出すことが出来るということでお馴染み。
プテラが苦手な相手に後投げして共倒れを狙ったり体力を吸い取ったりする。
調整を見ての通り、対サンダースが全然安定していない。初手プテラサンダース対面で後ろから投げて10万ボルトを受け、そのまま2発で倒された場合はプテラで起点にし、2耐えしそうならみちづれに持ち込むのが仕事なのだが、ひかえめ10万ボルト2耐えや麻痺や急所などを一切考慮しておらず、余りにも欠陥が多かったことからお蔵入りとなってしまった。
鬼火を持つことで敵がわるあがきに移行した後のマンダの積みの補助が出来るなど、ラグラージより明らかに優れている点もあったのだが、それでも各数値がギリギリすぎて僕には使いこなすことが出来なかった。また機会があればリベンジしたい。
リラ戦のみ動画化しました。
それではこの辺りで。
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