9/18~9/30にオンライン上で開催されたイワトンパンチカップに参加してきました。イワトンパンチってなんだよ。
結果は3-1で予選同率1位抜け、決勝トーナメントを2-1、0-2で準優勝でした。
体感3億年ぶりくらいのGBA対人戦の記事になります。
使用構築
構築作成経緯
元々バトルタワー攻略の構想にあった『バトン起点+積みエース全抜き』の流れを対人戦でも使いたい、というところからスタート。
バトンタッチを覚えられるポケモンはブイズやサンダーのほか、ハッサムやテッカニンなどがいるが、早々に吠える要員に替えられて無力化されるのを防ぐため、相手の交換を封じるくろいまなざしを覚えられるブラッキーを採用。素の耐久数値も高くて中々よい。
積みエースには種族値が高くて扱いやすそうなボーマンダを採用。ラティオスの採用も考えたが、てんのめぐみ冷凍ハピナスに競り負けそうな気がしたため今回は見送ることにした。
後は汎用火力枠としてカビゴン、個人的にあまり戦いたくないスイクンに圧力をかけられるサンダースやラプラスなどを採用してパーティが固まった。
個別解説
図太いHB @残飯
くろいまなざし/かげぶんしん/みがわり/バトンタッチ
攻撃技を全切りして完全にサポートに振り切ったバトンタッチ要員。補正をかけてHBに振ることで、A205鉢巻コメットパンチを低乱数ながら2耐えしやがる。意味が分からない。
あまり話題にならない割に普通に強いポケモンではあるが、僕の経験不足が祟ってしっかり活躍できたのは後半の数戦のみであった。とりあえずもう少しポケモンを信用してあげることを覚えたい。
意地ASベース @ラムのみ
めざ飛/地震/りゅうのまい/みがわり(予選)→すてみタックル(決勝トーナメント)
抜きエース。スイクンとライコウが増えた影響で鉢巻型の評価はだいぶ落ちたが舞型はまだまだ強い。3~4舞い出来れば無敵の存在になれるが、どうやってそこまで舞うかという問題が常に付き纏ってくる。今回使用した起点構築ブラッキーとは相性が良かったようだ。
技は前3つが確定で残り1枠が選択になる。エアームドに刺せて怯みの勝ち筋も狙えるいわなだれが人気だが個人的には命中安定のすてみタックルの方が好き。予選時のみがわりは完全にバトルタワー攻略の名残である。
・カビゴン
意地AB @鉢巻
汎用火力枠として採用した鉢巻カビゴン。無難にめちゃくちゃ強かった。A205コメット以上の火力を命中100でブンブン出来るんだからそりゃ強い。
今回は物理耐久のためにBに振ったが、すてみタックル用のHPを確保するべきという情報もあり、努力値調整にかなり余地を残しているキャラ。今後の開拓に期待。
・サンダース
臆病最速残りHB @クラボのみ
10まんボルト/でんじは/いばる/みがわり
3世代における一般的なサンダース。サンダースはSを「〇〇抜き」まで下げて耐久調整するパターンが多いが、そのようなサンダースとのミラーや対プテラを考慮して最速で採用。
相手のサンダーとライコウをほぼいばみがでんじはだけで突破する伝説を残した。
・ラプラス
図太いHBD @せんせいのツメ
ぜったいれいど/つのドリル/ねむる/ねごと
「ギャンブルはお金を浪費するだけの馬鹿げた行為だ、なんて言う人がいるよね。でも僕はそうは思わない。僕はお金なんか一度もかけたことはないんだ。」
「え、じゃあ、何を?」
「夢さ。宇宙を見るためのね。」
「宇宙...」
”君は宇宙を見たことがあるかい”
彼はそう言うと少し照れくさそうに首をすくめて笑った。
・ゲンガー(予選〜準決勝)
最速100族まで抜いて残りHBベース @ひかりのこな
おにび/10まんボルト/まもる/あやしいひかり
ヘラクロスに圧力をかけたかったので採用。Sを最低限まで上げつつ物理耐久に厚く振っていい感じに。
ヘラクロスと一度も遭遇しなかったので決勝直前で解雇した。
・キノガッサ(決勝)
陽気ASベース @カムラのみ
きあいパンチ/きのこのほうし/みがわり/めざめるパワー霊
鈍いカビがパーティ単位で重かったのでゲンガーの代わりにほぼピンポイントで採用。ピンポイントとは言うものの一応レジ系にも強く出られるためよほどのことがない限りは腐らない、はず。
回復手段を一切捨てた、ガッサとしては少し珍しい?型。流石に宿木辺りを持たせた方が強いとは思う。
対戦レポート
予選1戦目 vs amumaさん 負け
相手 ライコウ/カビゴン/ゲンガー(ガラガラ/サンダー/メタグロス)
せっかく採用したブラッキー+ボーマンダをなぜか選出せず、初手から積極的にいばみがを仕掛ける展開に。
途中ラプラスとカビゴンが対面し、ねごとを含めて4回ほど絶対零度をぶっぱなすも一度も当たらず、鈍いを積まれながら何も出来ずに落とされる。
その後相手のカビゴンを何とか落とすも、すてみタックルで拘ったラス1カビゴンの前にゲンガーが出てきて投了。
勝負に負けはしたものの、主にラプラスについて「死ね」だの「人の気持ち考えたことあんのかよ」だの暖かい言葉を多数いただけてとても笑顔になることができた。
イワトンパンチカップ1戦目、amumaとかいう人に運負けしました 運ゲーやめてください
— バオ (@Bao59097625) 2021年9月22日
はい
予選2戦目 vs ポコさん 勝ち
相手 ライコウ/サンダー/カビゴン(サンダース/ゲンガー/エアームド)
自分 サンダース/カビゴン/ゲンガー
何でこの選出にしたかはよく覚えてない。
1戦目と同じく初手からいばみがを仕掛ける展開。何度かサイクルを回した後、こちらのカビゴンのすてみを相手のカビゴンに通して先に数で有利を取る。
カビゴンの体力が半分程度しか残っていなかったため、サンダースでマヒを撒いてから全抜きしようと考えて実行。結局カビゴンに出番が回ることはなく、サンダースのいばみがでんじはだけで相手のサンダーとライコウを破壊して勝ち。
ポコさんキレてた。すのーさんは笑ってた。僕も笑った。
予選3戦目 vs Hopeくん 勝ち
相手 ランターン/スイクン/フライゴン(フシギバナ/バシャーモ/メタグロス)
初手のランターンを見て、ブラッキーで十分起点に出来そうな相手だと判断。くろいまなざしから入ったところにスイクンに換えられて吠えられる。その後サイクルを回す中でスイクンに氷技がないことを確認。カビゴンの捨身で削ってボーマンダのめざ飛で倒す。
その勢いのままランターンを地震で倒すと、最後に出てきたのはフライゴン。舞っているところに鉢巻雪崩をくらうが、これを素で耐えて返しのめざ飛で詰め。フライゴンのあまりの火力の無さにお互い気まずくなった試合だった。
予選4戦目 vs メノアラシさん 勝ち
相手 メタグロス/ハピナス/ラティオス(ジュカイン/ニョロボン/サンダー)
メノアラシさん視点のリプレイが残っているので詳しい試合展開はこちらを参照。
ここまで予選全勝のメノアラシさんと対決。まずはブラッキーメタグロス対面からスタート。初手からコメットパンチを急所にくらい、決死のかげぶんしんも実らずそのままパンチ連打で倒される。
仕方がないのでボーマンダを出して素積みしようとしたところに、いかにも氷技打ちますよみたいな顔してハピナスが出てくる。氷技読みでカビゴンに入れ替えるとハピナスまさかのでんじは。対人戦のハピナスではあまり見ない技なので少し驚いた。そしてカビゴンが地震で拘ったところにラティオス降臨。
正直ここで負けを覚悟したが、カビゴンをこのまま放置しておくわけにもいかず嫌々ボーマンダに入れ替える。ダメ元で舞ってみたら、なんか相手のラティオスも舞い始め、そのままシャドーボールで殴ってくる展開に。物理ラティオスに驚きつつも、2舞マンダでそのまま全抜きして勝ち。
色々な意味で意表を突かれまくった試合。
これで僕とメノアラシさんが予選3-1となり、2人揃って決勝トーナメントに進出した。
準決勝 vs けつばんさん 2-1で勝ち
総評:互いに上振れまくった試合
ここからはBO3となる。
1戦目 負け
相手 メタグロス(カビゴン/サンダー/ゲンガー/ラグラージ/ラティアス)
けつばんさん視点のリプレイ。
初手から相手のメタグロスがコメットパンチのA上昇を引いてそのまま暴走。パンチを一度も外さず、ついでにもう一度A上昇を引かれてそのまま破壊された。おわり
2戦目 勝ち
相手 カビゴン/メタグロス/サンダー(ゲンガー/ラグラージ/ラティアス)
けつばんさん視点のリプレイ。
相手がメタグロスに入れ替えている間に分身を積み、いわなだれをそれなりに回避しつつほぼ万全の状態でボーマンダにバトンを繋ぐ。マンダへの3回のいわなだれも全て避け、3舞マンダで全抜きして勝ち。
運が絡んだ場面もあったが、この試合については分身を6回積めた時点でこちらの勝ち試合と言って良いだろう。
3戦目 勝ち
相手 メタグロス/ラティアス/サンダー(カビゴン/ゲンガー/ラグラージ)
けつばんさん視点のリプレイ。
こちら側に大きく上振れた試合。
コメットパンチを避けつつ分身を積む。3回積んだところでラティアスに吠えるを連打されるも、これを5回連続で避けている間にマンダにバトンを繋いでそのまま全抜き。
ラティアスが吠えるを連発出来ていた時点で完全に負け試合だったと思う。分身の恐ろしさを知った試合だった。
決勝 vs ウホホウホさん 0-2で負け
総評:勝負感なく地力負け
シングルではまだ一度も勝てたことがないウホさんとの試合。ここで勝って克服したかったが...
1戦目 負け
相手 サンダー/メタグロス(サンダース/フライゴン/ソーナンス/ラプラス)
ウホさん視点のリプレイ。
初手対面はブラッキーサンダー。きんぞくおん打たれたら嫌だなあとか思いながらみがわりを張ると、案の定きんぞくおんが飛んできてパニック。
カビゴンに入れ換えてはかいこうせんをぶっぱなすと、交代で出てきたメタグロスにクリティカルヒット...するもギリギリ耐えられる(高乱数1発だったようだ)。そのままカビゴンが落とされこちらはボーマンダを繰り出す。サンダーへの交代を祈って舞うも、居座ったメタグロスにそのまま捻り倒されて負け。
カビゴンが倒されたときにブラッキーから出すべきだったとか、マンダを出すにしても素直に殴るべきだったとか反省点はいくらでもある。もう少し冷静に動けるようになりたい。
2戦目 負け
相手 サンダー/メタグロス/サンダース(フライゴン/ソーナンス/ラプラス)
ウホさん視点のリプレイ。
初手はカビゴンサンダー対面。初戦のこの対面でメタグロスに引かれたことを思い出すが、交代読みの地震をどうしても押せず結局すてみタックルで妥協。案の定メタグロスが出てきて受けられる。
サンダースに入れ替えて身代わりを貼りながらいばるも、交代で出てきた相手のサンダースに混乱を突破されて吠えられる。ボーマンダが引きずり出され、交代で出てきたサンダーに1舞すてみをぶつけるも倒すには至らず、返しのめざパ氷でダウン。
再びサンダースで相手のサンダースにいばるが、やはり混乱を突破されて吠えられる。流れの中で相手のサンダーを落とすがこちらのカビゴンもメタグロスに落とされる。サンダースのいばるに希望を繋いだものの、結局相手のサンダースにみがわりを貼られて負け。
もう後がない状態で、既出の初手のカビゴンサンダー対面で地震を押せなかったのは流石にプレイングが弱かったと思う。もう少し心を鍛えたい。
また、ボーマンダのすてみタックルの枠は実は最後までいわなだれと悩んでいた。結果的に負けに繋がってしまったが、最後はしっかり自分の意思ですてみタックルを採用したのでここに悔いはない。多分。
まとめ
・ねむねごラプラスは二度と使わない
使いません。勝ちたいので。
弱かった
・努力値配分をちゃんと考える
ぶっぱが多すぎる。
・ヘラクロスが全然いない
個人的に意外だったこと。カビゴン+スイクンの並びを安定して貫けるため、スイクンが増殖している環境ならば連動して一緒に増えてくるものだと思い込んでいたがそんなことはなかった。参加人数がくどオフよりだいぶ少なかったのも関係してる(?)
・鉢巻グロスが結構いる
これが今回最も想定外だったことである。スイクンが増えれば増えるほど肩身が狭くなる型だと思っていたため壁張り起点型のグロスが大半を占めると予想していたのだが、今回戦った6人のうち少なくとも3人が鉢巻メタグロスを採用していた。誰も使わないものだと思ってパーティの対策から切っていたが考え直さなければならないようだ。
左が正常なGBAプレイヤーの脳、右がハチマキグロスを使い続けたGBAプレイヤーの脳である。「とりあえずコメパン」を選択しすぎたがために、それしか考えることが出来なくなり、脳が委縮してしまったのだ。 pic.twitter.com/3EblcIVLMs
— シン (@Fhzd2x_wDHnT) 2015年4月17日
脳を萎縮させろ
∩_∩
/ \ /\
| (゚)=(゚)|
| ●_● |
_/ ヽ
/|〃―――-ヾ|
/ /~)_二__ノ
/ / / )
| / / /
\/ / ̄
/ /⌒\
/ / |
/ / /
/ // /
| / / /
| / / /
| / L/
`/ /
(_/
それではこの辺りで。
次の大会は頑張って優勝します。